ディレクトリは死んだか!? | dmoz エディタ日記 - ODP (Open Directory Project) 日本語階層

ディレクトリは死んだか!?

ロボット型検索エンジンが発展するなかで、ウェブサイトを階層的な構造に分類して提示するディレクトリは死んだ、と言われることがあります。もちろん、私はそうは思っていないから ODP というプロジェクトに参加しているわけですが、ひとつ言えることはあります。それは、


  ディレクトリはとても死にやすい


ということ。


ODPエディタの最も重要な作業のひとつは新しいサイトを探すことなので、私は特定のテーマのサイトを集めているディレクトリやリンク集をよく見に行きます。そしていつも感じるのは、世の中のとても多くのディレクトリやリンク集は、メンテナンスがされないまま放置されているということです。その結果、リンク切れが多数発生して、ディレクトリとしての価値が損なわれている。

ディレクトリを生かし続けるためには、メンテナンスが必要です。そして、このメンテナンスのコストが高いことが、これからはロボット型検索エンジンの時代だという題目の根拠のひとつになっています。

ODPは、これに対抗するための仕組みをいくつか備えており、私の見るところ、けっこううまく機能しています。リンク切れが皆無だとは言いませんが、どこか適当なカテゴリを見に行って、適当なサイトをクリックしたときに、目的の場所に行き着ける確率はそこそこ高いはずです。「いや、高くない」と思う人は、サイトを見つけるための他の手段と比較した上での相対評価、という観点から考えてみると、また違った感想を抱くかもしれません。