自分だけのリンク集 | dmoz エディタ日記 - ODP (Open Directory Project) 日本語階層

自分だけのリンク集

このウェブログを始めた初期の頃にywadさんがディレクトリは死んだか という投稿をしています。
もちろん、ywadさんや私をはじめとするODPのアクティブエディタはディレクトリの存在意義を認めているからこそ、活動を続けているわけですが。
Yahoo!の検索結果にYahoo!ディレクトリの結果が直接反映されなくなったとことがそう言った論調に拍車をかけています。
先の投稿でywadさんは「ディレクトリは死にやすい」とも言ってます。
私たちは日々、消えているサイトを目の当たりにしています。現に日本語階層にはリンクチェッカーrobozilla が出動し、リンク切れのサイトを未審査に上げる作業をしていったばかりです。
メンテナンスの行われていないリンク集はとても悲しい。
だから「エディタになるべき人」 で自分だけのリンク集(もちろん自動登録でなくテーマを絞ったユニークなもの)を持っている人はそのリンク集をODPで作ってはどうかとも書いています。
ODPで網羅的なかつメンテナンスされたリンク集を作ることは本人にとって有益であるだけでなく、その分野に関心のある人にとっても非常に有益です。
それこそロボット型の検索エンジンでは挙がってこないサイトの蒐集と分類が可能なのです。

私は調べ物をしたとき、芋づるで挙がってきたサイトを追加してカテゴリを充実させることがあります。
小さな限られた範囲でサイトを網羅するのはそれほど難しいことではありませんし、調べ物をするときに非常に有効。
一石二鳥というわけで、私の個人的な関心で充実させたカテゴリが他の人の役に立てばこんな嬉しいことはありません。


ただし、その分類方法はODPの分類の基本的な考え方と一致していることが重要になってきます。
リンク集を作りたい人の切り口とODPの切り口とが必ずしも一致しないことがあります。

例えばキリスト教の教会。
キリスト教会は地域階層と社会/宗教・精神世界/キリスト教 以下の2か所に掲載することが出来ます。
地域階層では所在地の市町村に掲載するため「都道府県名/市町村別/市町村名/社会・文化」に掲載されます。
話題別階層では「教団・教派/教団名/教会/都道府県名」に分類されます。
これは地域階層ではあくまで“所在地”の情報を優先させ、その後に話題別(この場合は「社会・文化」)で分類する、
話題別階層では先ずトピカルに分類し(この場合は「教団・教派」での分類が優先される)、最後に都道府県分類となる。(「キリスト教/教会 」は教団・教派に分類できない単立の教会と@リンクの置き場です)
というODPの分類の原則は非常に重要だからです。
つまりODPの分類ではキリスト教会の都道府県別の一覧リストは作ることが出来ません。

ODPではこのように分類の大原則があります。分野によってはこの原則が窮屈に感じられるかもしれません。しかし、その窮屈さのデメリットを補足して有り余るメリットがこの原則にはあると考えています。

制約がゼロと言うわけではありませんが、ODPでリンク集を作り世界に向けてそれを公開する、これってちょっと楽しそうじゃありません?