dmoz エディタ日記 - ODP (Open Directory Project) 日本語階層 -5ページ目

地域階層の話題別サブカテゴリ

都道府県別の話題別サブカテゴリの整備がだいぶ進んだ、と先日記しましたが、地域階層 では、国や地方、都道府県、そして市町村別といった地域別の分類を軸にして、更にその各地域ごとに定型の話題別サブカテゴリを置いて掲載サイトの分類をしています。

World/Japanese/地域/アジア/日本/長崎/市町村/長崎市 を例にみてみますと、

┌─ アート・娯楽
├─ ガイドとディレクトリ
├─ ショップ@
├─ ニュースとメディア
├┬ ビジネス・経済
│├─ コンピュータ
│├─ ショップ
│├─ 不動産
│├─ 建設・保守
│├─ 美容
│├─ 自動車
│└─ 飲食店
├─ レクリエーションとスポーツ
├─ 不動産@
├─ 交通
├┬ 健康
│└─ 歯科
├─ 地図・景観
├┬ 教育
│├─ 大学・短大
│├┬ 小中高
││├─ 中学校
││├─ 小学校
││└─ 高等学校
│└─ 幼稚園・保育園
├┬ 旅行・観光
│└─ 宿泊施設
├─ 社会・文化
├─ 科学・環境
└┬ 行政
│└─ 議会

こんな形です。
地域階層//日本 」内の各地においては話題別分類が未整備の市町村がまだまだ数多くあります。

ぜひディレクトリの編集に御協力下さい。

都道府県

平成の大合併もこの年度末で一つの区切りを迎えます。
ということで、改めて World/Japanese/地域/アジア/日本/ の都道府県ごと、掲載サイト数順に並べてみました。
1 東京
2 大阪
3 静岡
4 神奈川
5 愛知
6 千葉
7 埼玉
8 北海道
9 富山
10 福岡
11 兵庫
12 長崎
13 京都
14 岡山
15 長野
16 福島
17 広島
18 山梨
19 新潟
20 奈良
21 石川
22 宮城
23 鹿児島
24 茨城
25 群馬
26 沖縄
27 和歌山
28 秋田
29 福井
30 栃木
31 熊本
32 三重
33 岐阜
34 鳥取
35 島根
36 滋賀
37 山形
38 香川
39 岩手
40 愛媛
41 高知
42 徳島
43 青森
44 山口
45 大分
46 宮崎
47 佐賀

掲載数が大きく増えた県もあります。
各都道府県の話題別サブカテゴリの整備もだいぶ進みました。

サイトの移転などの報告は「URLを更新」で

またもやサイト推薦者向けのアドバイス。


掲載済みのサイトが移転して、URLが変わったときには、「URLを推薦」ではなく、そのサイトが掲載されているカテゴリの「URLを更新」のリンクを使います。


「URLを推薦」を使って提出されたリクエストは他の新規の推薦サイトと同じ扱いをされますが、「URLを更新」のリクエストはそれとは別扱いになって目立つので、迅速に処理されます。


ところで、サイトを移転したときには、移転先のURLにリダイレクトするように設定しておけば、ODPエディタが自分で気づいてdmoz掲載済みのURLを変更するでしょう。dmoz対策という文脈から離れても、リダイレクトを設定しておくのは良い習慣です。


何らかの事情からそのような設定ができない場合には、「URLを更新」を使ってODPエディタに教えてやってください。ただしそのときには、移転元のサイトの目立つ場所に「~へ移転しました」と書いておいてくださいね。これがないと、ODPエディタは「URLを更新」で提出された移転通知を無視する可能性があります。


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この「URLを更新」のリンクは、サイトの推薦者本人でなくても使うことができます。


dmozのカテゴリを眺めていて、特定の掲載済みサイトに関する問題を発見したとき、たとえばサイトのタイトルや内容が変わっていることに気づいたときには、このリンクを使って報告すれば、ODPエディタが喜んで処理を行うでしょう。ディレクトリに関する問題をODPエディタに知らせる手段はほかにもいくつかありますが、特定の掲載済みサイトに関する問題を知らせたいときには、この「URLを更新」が最も効果的です。

サイト推薦者から見たODPエディタの行動

前回の記事に続いて、サイトの推薦者向けのヒントを2つほど。


● ODPエディタによるサイト訪問の監視にはあまり意味がない


世の中には、ODPエディタがサイトを訪れたときに残すとされているreferrerの記録を監視している人がいるようですが、私の考えでは、これにはあまり意味がありません。次の2つの理由からです。


- 多くのエディタが、サイトの審査時にreferrerを残さないようにしている。

ですから、特定のreferrerからの訪問者がないからといって、ODPエディタがサイトを訪れなかった証拠にはなりません。


- 掲載のための審査以外の目的でサイトを訪問するケースもけっこうある。

ですから、特定のreferrerからの訪問があったからといって、サイトの審査が行われたという証拠にはなりません。


● 「エディタのいないカテゴリは更新されない」というのは間違いである


世の中ではODPに関して、「エディタのいるカテゴリしか更新されない」、「エディタのいないカテゴリが多すぎて、ディレクトリの更新がほとんど行われていない」というような言い方がよく行われているようなのですが、これは完全な間違いです。これを信じて、エディタがいるという理由だけから、不適切なカテゴリにサイトを推薦すると、前回の記事に書いたように、サイトが審査されるまでの期間が大幅に伸びてしまいます。


ODPエディタは、その名前が置かれている場所の下にあるカテゴリをすべて編集することができます。たとえば私は日本語階層トップ に名前を置いているので、日本語階層全体を編集できます(実際にはmetaという特殊権限を持っているので、英語階層を含めてすべての場所を編集できます)。この意味で、ODPにはそもそも「エディタのいないカテゴリ」なるものは存在しません。


このODPの編集権限モデルを理解しておけば、あとは常識に基づいた推測を加えることで、エディタの"いる・いない"がどのていどの意味を持つかが判断できるのではないかと思います。参考のために記しておきますと、現時点で日本語階層には約17,000個のカテゴリがあり、エディタの名前は圧倒的多数のカテゴリにありません

サイトの推薦は正しいカテゴリに

このウェブログでは、ODPのデータの利用者やエディタ志望者などをターゲットとした情報を主に紹介し、サイトの推薦を行うウェブマスターや業者向けの情報提供はほとんど行ってきていません。実際のところ、知るべきことはあまり多くなく、私のFAQページ で紹介している情報で十分だと思っています。


ところで、昨年の9月28日のエントリ に書いたように、世間に流布しているODPに関する情報には不正確なものが多く、特にサイトの推薦のしかたについて間違った見解が広まっているようです。上記FAQにも書きましたが、推薦したサイトが審査されるまでの期間を最短にしたいならば、「最も適切な、最も深いカテゴリに1回だけ推薦する 」のが一番です。たとえば以下のようなことをすると、審査されるまでの期間が本来よりも長くなる可能性が高まります。


● 複数のカテゴリに申請する

● 掲載されるはずの適切なカテゴリよりも、階層内で高い場所のカテゴリに推薦する

● そこに担当エディタがいるという理由から、本来掲載されるはずのカテゴリとは違うカテゴリに推薦する

● 同じサイトを繰り返して推薦する

● 適切でないタイトルや説明文を付けて推薦する


そう言われて驚く人もいるかもしれませんが、これは本当にそうです。なぜそうなるのかは、ODPの内部の仕組みにかかわることなので、残念ながら詳しく書けません。しかし、たまたまODP内の実際のデータを使って行われた、推薦されたサイトが掲載されるまでの期間に関する調査の結果がパブリック・フォーラムに掲載されたので、これを紹介してみます。


http://resource-zone.com/forum/showthread.php?t=41558


詳しいデータはやはり機密保持のために明らかにされていませんが、要するにこういうことです: 「正しいカテゴリに推薦されたサイトは、そうでないカテゴリに推薦されたサイトと比べて、掲載されるまでにかかる時間が1/4になる」


世間では、サイトは担当エディタがいるカテゴリに推薦した方がいいという説が流布しているようですが、これを信じて不適当なカテゴリに推薦を行うと、それだけで掲載までにかかると予想される期間が4倍になるというわけです。

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まあ、仮に上に書いたようなことを行ってしまったとしても、dmozサーバーへのサイトの推薦は、何か事故が起こらない限りサーバー上にずっと残っているので、心配する必要はありません。聞くところによると、Yahoo!ではサイトの推薦は一定期間が経つと自動的に消去されるようですが、ODPではそのようなことはありませんので。


ODPマンスリーレポート

ODPマンスリーレポートが公開されています。

・ 2006年1月号: ODP Monthly Report - January 2006
・ ODPパブリックフォーラムにおけるアナウンス: ODP Reports

昨年12月から先月末までの dmoz掲載サイト数のグラフ、1月末における掲載言語数(77)、エディタ人数(7,669)や、エディタコミュニティの 2006年上半期のモットー( Edit, and tell the world about it. )などが紹介されています。

また、 新たなODPデータユーザーとして MSN Search が紹介されています。
・ MSN Search における記述: Web Search Help: Open Directory Project (ODP)

オンラインショップでの買い物

普段インターネットを使っていてもショッピングとなると躊躇する人が私のまわりにもはまだ多いようです。ましてや高額品となると、躊躇してしまいます。私の場合、オンラインショップのおかげで仕事面で非常に便利になっていますし、オンラインでの買い物でトラブルにあったこともありません。代金の支払いを忘れていて、何ヶ月もたって、次の注文をするとき未払いに気づいて送金したと言うことはありますが。

私が買った一番の高額品は今使ってるPowerBookG4。
Macをネットで買うならこのあたりが安心だよと知り合いのMacの巨匠からアドバイスをもらってのことでした。メモリを2GBに増設して買ったのですが、当然、セットしてから送られてくるものと思っていたら、何と自分で取り付けろと言う。
私はこういう方面、全くダメで、送料は自分持ちで良いから販売店に送り返してやってもらおうと電話したら、とても簡単だから、絶対自分で出来る、お店の人ウソつかない、やれ、と言う。巨匠にもきいたら、・・・セットしてなかったのか、確かに今のは簡単だから少々のバカでも自分で出来るようになっている、だけどアンタの場合、かなり心配だから、くれぐれも気をつけるようにと。ついで昔のマシンに汗水垂らしながらメモリを取り付けている最中にどこかで手を切って血が流れ、血と汗で手が滑って、マシンを落っことしそうになり、それを支えるために無理な体勢をとってギックリ腰になった話を聞かせてもらった。
どう考えてもそこまで恐ろしいものとは思えなかったが、0番の細いドライバーを買ってきて、眺めること3日、震える手でメモリを取り付けました。「無理矢理押し込まない、カチッというまで」を心の中で繰り返しつつ。
結果はと言うと、あっけないほど簡単。
で、何が言いたいかというと、通販の場合、こちらの思っていた形で必ずしも手にはいるのではないと言うこと。(まあ、電話かメールで確認すればわかったことだけれど)しかし、手頃な値段のメモリを簡単に見つけることが出来るのもネットならでは。
そんなこんなでオンラインショップでの買い物は今や私たちの生活には欠かせないものとなっています。しかしオンラインショップのいいリンク集はなかなかなく、検索してもなかなか適当なサイトがあがって来ません。他の分野なら、けっこう良心的なリンク集がサーフィンしていると見つかるのですが。
そう言う意味で私はODPのオンラインショップ階層の登録は非常に重要だと考えています。
私たちの審査はサイトが「ユニーク」であるかどうかを見るだけです。オンラインショップではそれがそのまま商品や品揃えのユニークさにつながるわけですが、その販売主が優良なショップで信用できるかどうかという基準での審査はありません。と言うよりそれをサイト上から確認するのはエディタにとって不可能なことです。しかしよく似た商品、よく似たテーマでの品揃えをしているサイトを複数掲載することでユーザーはサイトの比較をすることが出来ます。そして自分の判断でそのサイトを利用するかどうかを決めることが出来ます。
そう言う意味でオンラインショップのディレクトリ型の検索エンジン、しかもボランティアで運営されるODPのモデルは非常に貴重かつ重要なものだと考えています。
ですから、小さいカテゴリでもいい、その分野のショップなら知り尽くしている、と言うような方が居たら、ぜひエディタとして力をお貸し頂きたいと思っています。

明けましておめでとうございます

比較的テーマのかたいウェブログですので、更新が頻繁、というわけにはいきませんでしたが、何とかかんとかやってきました。
後半はkaisezさんの「RDFダンプ」三部作という大作も登場しました。

外からご覧になっている方から見れば日本語階層の成長は歯がゆいものかもしれませんが、確実に成長しています。また、場所によりばらつきもありますが、ディレクトリの論理的構造もかなりのレベルです。
「地域」階層が大きく成長しました。
アクティブなエディタが数名、サイトの追加、話題別のサブカテゴリのテンプレートについての議論などに積極的に活動しています。
また、2006年は引き続き「地域」階層の成長に加え、「アート」「ゲーム」「レクリエーション」階層の成長が期待できそうです。
今後再編必至の「社会」「コンピュータ」階層の成長に注目したいところです。この二つの階層にアクティブエディタが登場してくれると、大階層(World/Japanese直下の14のディレクトリ、「キッズとティーンズ」を除く)の大きな凹みがかなり解消されると思います。
この分野に関心のある方、特に論理的な構造に関心のある方は、最も関心のある分野の末端のカテゴリからエディタになり、小さな再編から徐々に編集を進めて頂けたらとても心強い。

2006年、日本語階層は引き続きがんばっていきます。
今年の運試し、エディタに応募してみる、というのはいかがでしょう?
エディタ応募のフォームをキチッと埋めれば、エディタになることはそんなに難しいことではありません。

本年もよろしくお願いします。

クリスマスのMozzie

Dmozには色んなテーマのマスコットキャラクターMozzie(Mozilla)が居ます。
やっと冬らしくなってきて、クリスマスのイルミネーションも違和感なく眺めることが出来るようになってきました。
クリスマスのMozzie をご紹介しましょう。

都道府県/市町村

http://dmoz.org/World/Japanese/地域/アジア/日本/
の都道府県ごと、掲載サイト数順に並べてみました。

1 東京
2 大阪
3 静岡
4 神奈川
5 愛知
6 千葉
7 埼玉
8 北海道
9 兵庫
10 長崎
11 福岡
12 京都
13 長野
14 岡山
15 福島
16 山梨
17 新潟
18 広島
19 富山
20 鹿児島
21 宮城
22 奈良
23 群馬
24 茨城
25 秋田
26 栃木
27 三重
28 沖縄
29 岩手
30 徳島
31 岐阜
32 香川
33 山形
34 滋賀
35 福井
36 熊本
37 高知
38 愛媛
39 山口
40 青森
41 和歌山
42 大分
43 佐賀
44 宮崎
45 石川
46 鳥取
47 島根

国内の全市町村名のカテゴリが揃ってから、まだ実は 1年余りしか経っていません。
それまでは都道府県単位で掲載されていたサイトも数多くありましたが、今ではほとんどが市町村名カテゴリの下に移動され、市町村単位での掲載サイトの拡充に力が注がれています。
http://dmoz.org/World/Japanese/地域/アジア/日本/区市町村/

市町村合併も相次いでいますので、市町村名カテゴリの統廃合とも併せ、まんべんなく整備を進めるよう心がけてはいますが、やはり担当者の在・不在による掲載数の差は大きいです。